比叡山登山口へ向う蛇行した道を進んでいくと

突然、目の前に比叡山 千畳敷の景色が広がる。

サブ「日本のエルキャピタンとハーフドームって感じすねー」

ヨネ「おま、行った事ないだろ⁉︎」

サブ「ないっすw。画像でみたことはありま…w」


ヨセミテは言い過ぎかもしれないが、いきなり目の前に現れた千畳敷の大きな岩壁のある景色は感嘆の声が漏れるレベルで、九州にRock Tripが更に楽しみになった瞬間だった。
そして、4泊5日の九州Rock Tripツアーが始まった。

Day.0

20:50 阿蘇熊本空港に到着したが、くまモンさえ見つけられず熊本に来た感はゼロ。

空港内でサブと合流し、レンタカーをして熊本市内の宿に向かう。
車内では本日の宴会について。時間的にお店よっては営業時間的に厳しい状況でもあるが、失敗はできない。
その頃、宿には既に昼過ぎに九州入りしていたヨネが到着しており、合流に関して返信がない…間違いなく寝てる。電話のコールで起こし、合流と飲み屋へ移動を打ち合わせる。…完璧。

近くの居酒屋に向かい、馬刺しや刺身などご当地メニューとお酒を楽しむ…食事も最高。
前夜祭から、今回の九州Tripが最高になることが決まってしまった予感がした。

Day.1

日之影に移動、10:40頃にはボルダリングエリアに到着。
今回のTripを企画する際にメンバーの誘い文句の一つとして使っていた「明日吐露」。
お目当ての課題のひとつだし、メインイベントと言っても過言ではない。

川沿いを走っていると周りの岩と比べ大きな岩があり、確認すると明日吐露の岩だとすぐ気付くことができた。
まずは岩を見てホールドの確認がしたくて、車を止めマットもシューズも持たず近づいてみた。
下地が川になってる…明日吐露は終了していた。

メインイベントが終了してしまったことにより、別のエリアや岩に行ってみてもテンションが上がらない。ショックが大きかった。
結果的には比叡ならこの悔しさを癒してくれるだろう。と移動を決意。

比叡のトポは持っていなかったが、事前にGoogleMapとYoutubeなどで情報は知っていた大谷ボルダーへ。
駐車場に車を止めて周辺の岩を探す、林道を進むと木々の奥にホライゾン岩が見えてくる。スケール、形、ライン…考えるだけで一気にテンションが上がる。

ホライゾン、エピック、マツノキミギ、酒越しの舞、大谷クラック。どの課題も魅力的なラインをしててカッコ良い。
午後からとなってしまったが、ホライゾン岩の課題をトライし初日終了。
初日は酒越しの舞でリップだと勘違いをして何もない所を叩いたことで慌ててしまい、足がスリップし落ちた所がハイライト。

日之影温泉駅の温泉とチキン南蛮定食が最高。
宿で比叡のトポがあり情報をゲット。

Day.2

二日目から地元の友人 ホダプンとパイセンと合流し、ヤケダケエリアへ。
2年ぶりの再会と九州へ遊びにこれたことが兎に角嬉しい。

ポケもんを登ったが確認すると抜けの方向が右左あるような雰囲気がある…どっちが正解なのかは別にて、ジムナスティックなムーブで楽しい課題だった。

日が高くなり気温が上がってきたので椨ノ木エリア移動。
アマテラスを見学し、別の岩で夕方までセッション。

二日目は九州Tripで別行動していたハイキング チームと合流し宴会。
宿のオーナーのお店(居酒屋とスナックとハシゴして)宿の食堂で三次会まで。
ホダプンの開始早々の撃沈。サブは居合わせてたオジサンと意気投合、常連さんとカラオケで盛り上がる。などなど…記憶が飛ばすほどの楽しい時間を過ごした。

Day.3

日之影町内に流れるラジオ体操で体をほぐすも、ほぼ全員が二日酔いでロースタート。
誰ひとり「登ろう」って言う意見や気持ちをもった人などおらず、ホダプンとパイセンの案内でエリア見学。

  • 眠れる森のボルダー
  • 鳥居エリア

鳥居エリアは草がボーボーで岩まで藪こぎ。
棘のある植物が繁殖しており痛みを伴うアプローチで心が折れそうになるもヨネの熱いパッションと情熱により、バッドファーザーとご対面することができた。

  • 道下エリア

お昼は「ひえいの里」で、やきそば(450円)。
セクシーな若い頃のママの写真とご当地の提灯を飾る、センセーショナルな雰囲気の店内でしたが、とても家庭的な優しいママとやきそばでした。

昼食後はサブの希望によりハイドロフォビアをトライしに大谷ボルダーへ。
ハイドロフォビアをセッションしてDay.3が終了。

日之影温泉駅でアジフライ定食が美味しい。
今日で九州メンバーと解散。また一緒に登りたい。合流してもらって今回も最高なTripになった。

Day.4

やり残しがある大谷ボルダーへ。
午後まで粘るも体がカスッカスでど敗退だが、サブは気持ちの入った完登。

熊本市内へ移動しラストナイトへ。
ご当地グルメ、熊本ラーメン…熊本を堪能し優勝。
最高に楽しいTripだったのだが、ここ最近の体たらくでエンジョイしかできない体となってしまった。そろそろ成果が欲しいし。